AOP?AOC? IGP? ヨーロッパワインは品質分類を知るだけでワイン選びが変わる

※本ブログの情報は一般社団法人日本ソムリエ協会が発行している「日本ソムリエ協会教本」をもとにしています。

ヨーロッパワインを選ぶ際の注意ポイント

本ブログでは、普段ワインを飲まない方が楽しく飲めるきっかけになるような情報を発信していきたいと思います。

 

本日は、ヨーロッパワイン、特にEUのワインを選ぶ際のポイントをご紹介したいと思います。

 

ワインのエチケット(ラベル)を見たときに、以下の画像のような表記を見たことがないでしょうか。

 

 

こちらはフランスワインですが、BORDEAUX(ボルドー)という表記の下に「APPELLATION BORDEAUX PROTEGEE」という表記があるかと思います。この「APPELLATION 〇〇〇〇 PROTEGEE (または、CONTROLEE)」という表記を知っているか知らないだけで、ワイン選びも変わってくるかと思います。

 

実はこの表記は、「原産地呼称保護」という、いわゆるその場所で生産された事を示す表示になります。ちなみに、上記のワインは「ボルドー」という地域で栽培されたブドウを使用して生産したワインという事がわかります。このようにヨーロッパでは、どこの場所で生産されたワインかを管理することで信頼性を高め、保護する事を行っています。

 

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EUワインの格付けについて

 

EU加盟国では、共通規則にもとづき、ワイン生産・販売に関する法律を独自に制定し、管理しています。よって、厳密には国ごとに名称は違いますが、基本的な管理方法は共通です。

 

 

まず、ワインは地理的表示付きのワイン(A.O.P and I.G.P)地理的表示のないワイン(Vin)に分けられます。上に行くほど、制限として厳しくなりますので、A.O.Pとして販売しているワインの方が厳しい制限の範囲内でつくられています。

 

A.O.P(Appellation d’Origine Protegee)

 

品質と特徴が、特殊な地理的環境でつくられたワインのみ名乗ることが許されています。指定の地域内で栽培されたブドウのみから醸造する必要があり、厳しい条件の中で生産されているワインですね。

 

フランスでは、A.O.C 、または、A.O.P表記となっておりますが、各国表示が微妙に異なっているので注意しなければなりません。例えば、イタリアでは、A.O.Pの中でも、D.O.C.GD.O.Cという2つの名称に分類されています。以前ご紹介した「バローロ」や「キャンティ」はD.O.C.Gワインです。他の国でも微妙に呼び方は異なりますが、フランスのA.O.C、イタリアのD.O.C.GとD.O.Cを覚えることから始めましょう

 

フランスの高級ワインは、ほぼ例外なくA.O.P (A.O.C)であり、例えばロマネコンティは、APPELLATION ROMANE-CONTI CONTROLEEというロマネコンティという畑で栽培されたブドウから生産されているという事を示しています。このように、フランスでは「地域」という大きな枠組みから「」という区画まで多岐にわたります。

 

 

また、イタリアでは、わかりやすくボトルの上側にDOCGと表記されていますので、チェックしてみましょう。

 

 

I.G.P(Indication Geographique Protegee)

 

I.G.PはA.O.Pと比較して、制限としてはそこまで厳しくなく、指定地域内で栽培されたブドウを85%以上使用すれば名乗ることができます。もちろんI.G.PワインだからといってA.O.Pワインよりも味が劣るというわけではありませんが、より生産しやすいワインであることは間違いありません。フランスでは I.G.Pとして販売されているものか、Vins de Paysと表記されているかと思います。また、イタリアでは、I.G.Tとして表記されているワインが多いですね。

 

Vin (テーブルワイン)

 

日常的に消費されるテーブルワインで、日本にはほとんど輸入される事がないので日本国内で飲むことはあまりないかもしれません。

 

・ワインには地理的表示付きワイン(A.O.P and I.G.P)と地理的表示なしワインがある
・地理的表示ワインには各国呼び名が異なり、A.O.Pの場合、フランスではA.O.C、イタリアではD.O.C.GとD.O.Cとして呼ばれる

 

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最後に

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。「原産地呼称保護と地理的表示保護」を覚えるだけで、普段のワイン選びも楽しくなってくると思います。是非ともお酒コーナーに立ち寄ったときは、ヨーロッパワインのエチケット(ラベル)をじっくりご覧いただき、表示を探していただければと思います。

 

ちなみに、以前にもご紹介したソムリエフォーフリーでも、これらの品質分類がわかりやすく紹介されております。是非ともチェックしてみてください。

 

 

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