※本ブログの情報は一般社団法人日本ソムリエ協会が発行している「日本ソムリエ協会教本」をもとにしています。
世界遺産に登録された最古のワイン産地:ジョージア
本ブログでは、普段ワインを飲まない方が楽しく飲めるきっかけになるような情報を発信していきたいと思います。
今回は、近年再注目を浴びている「ジョージアワイン」をご紹介します。ジョージアは世界最古のワイン産地と言われており、伝統的な製法が今も継承されていることから、2013年にユネスコ世界遺産として登録されています。
日本ではまだまだ知名度がないですが、高品質でオリジナリティのあるワインが生産されております。これを機にジョージアワインをチェックしてみましょう。
ちなみに、ジョージアといえば、大相撲力士・栃ノ心の出身国ですね。親日国としても有名で、今後のジョージアワインの発展が期待されます。
ジョージアワイン概要
ジョージアのワイン造りは紀元前6000年頃と言われており、昔からその地域に根付いた土着品種が栽培されてきました。ジョージアでは、ワインの醸造・生産が国家の免許制度などで管理されていないため、自宅でワイン醸造も可能だそうです。
1991年にソビエト連邦から独立し、2015年から日本では、ロシア語の「グルジア」から英語読みの「ジョージア」に変更となりました。
ジョージアの代表的な産地としては、東部にある「カヘティ」、西部にある「イメレティ」をまず覚えましょう。カヘティは、ジョージアで最も重要なワイン産地で、赤ワインは「サペラヴィ」というブドウ品種が主に用いられています。また、西部のイメレティも重要な産地の一つです。イメレティでは、こちらも土着品種の「ツォリコウリ」というブドウを主体とした白ワインが有名です。
クヴェヴリ
ジョージアワインを知る上で無くてはならない要素の「クヴェヴリ」。この「クヴェヴリ」とは、ワイン醸造用に用いられる伝統的な素焼きの壺の事で、紀元前6000年頃にはすでに使われていたそうです。酵母も野生酵母に頼り、添加物は一切加えない伝統的な製法です。
現在は、果汁を発酵させるヨーロッパ式とクヴェヴリの両方でつくられており、カヘティでは、今日ヨーロッパ式で造られることが多いようですが、大規模なワイナリーでもクヴェヴリワインの伝統を大切にし、手間をかけて少量生産しているそうです。クヴェヴリワインを飲んでみたい時は、ボトル表記や情報などを事前にチェックしておきましょう。
最後に
ジョージアワインは、日本でもまだまだ知名度が低いですが、今後は徐々に流通されていくかと思います。キリスト教を国教として認めた世界でも最初の国の一つである事から、長らくワインが重宝されてきた一方で、ソビエト連邦統治下ではペレストロイカの禁酒法の影響を受け、一時は生産量が激減した国でもあります。現在、再注目されている国という事でワイン好きとしては非常に喜ばしい限りです。
是非とも、普段のワイン選びの一つとして、ジョージアワインを加えていただければと思います。