【ソムリエ・ワインエキスパート試験/対策問題】補講3:ワイン造りに貢献した人物の名前

※本ブログの問題は一般社団法人日本ソムリエ協会が発行している「日本ソムリエ協会教本(2020)」をもとにしています。

ソムリエ・ワインエキスパート試験対策

 

本記事では、ソムリエ・ワインエキスパート試験にて出題されそうな問題について小テスト形式でご紹介します。何度も問題を繰り返すことで、身についていくと思いますので、コツコツと一つずつクリアしていきましょう。また、選択肢に表示されている単語で、知らない単語などがあればそちらもチェックしておきましょう。

 

既に試験を終えられている方もいらっしゃるとは思いますが、これから受験で、ギリギリまで対策したいという方向けにポイントを絞って小テストをご用意しました。多くがこれまで勉強した内容かと思いますので、復習しながら確実に答えられる問題を増やしていきましょう。

 

ワイン造りに貢献した人物の名前

 

ソムリエ教本では多くの人物が紹介されています。2018年からのCBT方式(テストセンター式)によって細かい部分まで出題されるという流れは大きくなりました。本記事では全ての人物を紹介せず抜粋してご紹介したいと思います。できる範囲で覚えていくようにしましょう。

 

何度も言うように消去法であっても答えられる事ができればOKです。小テストを解きながら一つずつ確実に覚えていくことが大切です。

 

全体

ワイン概論

ジョン・ペズット博士(アメリカ)

ポリフェノールの一種である「レスベラトロール」に抗がん作用があることを発表

ジャン・マルク・オルゴゴゾ教授(フランス・ボルドー大学病院)

オルゴゴゾを中心とする研究グループが、一定量のワインを飲み続けることが老人性痴呆症やアルツハイマー病の予防に効果があるとする調査結果をまとめた。

セルジュ・ルノー博士

1日2~3杯のワインを飲むと様々な病気による死亡率が3割減るという調査結果を発表。

 

 

ヨーロッパ

フランス

ジョセフ・ルイ・ゲイリュサック

フランスの化学者で、アルコール発酵の化学式を提唱した人物。この現象は酵母の活動によるものだと後にルイ・パストュールが解明する。

ルイ・パストュール(ジュラ)

細菌学の父。アルコール発酵の解明や低温殺菌法の開発など、ワイン醸造学の発展に大きく貢献した人物。ジュラ地方アルボワが故郷。

 

イタリア

コジモ3世

1716年にキアンティ、ポミーノ、カルミニャーノ、ヴァルダルノ・ディ・ソプラの生産地の線引きを行った。原産地呼称制度の最初の例とされる。

ベッティーノ・リカーゾリ

今日のキアンティのベースとなる品種構成・フォルムラ(サンジョヴェーゼ70%、カナイオーロ20%、マルヴァジア・デル・キアンティ10%)を1870年前後に定めた。

ジョン・ウッドハウス

イギリス人。1773年にアルコール補強をすることで酒精強化ワイン・マルサラ(シチリア)を生み出した。

 

ドイツ

フェルナンド・エクスレ

ドイツ人技師。1830年代に比重計によるブドウ果汁の糖度測定法を提唱。

 

オーストリア

ヨーゼフ2世

ワイン生産を奨励。「食糧、ワインなど1年を通していつでも望む価格で販売・提供することができる権利」を与える勅令を出し、オーストリアのブッシェンシャンク・ホイリゲ文化の開花を導く。※ホイリゲ?という方はオーストリア回を復習しましょう。

フライヘア・フォン・バボ

1860年、クロスターノイブルク修道院にて、世界最古のブドウ栽培とワイン醸造の学校(+研究所)を開設

 

ポルトガル

アントニオ・サラザール

1932年から始めた鎖国体制によって、ワインが国内消費用となる。他の国々から孤立していた事で、多くの固有品種が発達した。(ワイン造りに貢献したかは???ですが・・・)

 

ハンガリー

ルイ14世

トカイワインを「王のワインであり、ワインの王である」と称賛したとされる。

 

ルクセンブルク

ジャン・ベルナール=マッサール

ルクセンブルク人醸造家で、瓶内二次発酵製法によるスパークリングワインの生産を目指し、1921年に醸造所を創設。ルクセンブルクの高品質スパークリングワインが国際的に定着するきっかけをつくった。

 

ルーマニアとモルドバ

シュテファン・チェルマーレ

15世紀におけるモルドバ公国の公主。ワイン造りを提唱。パハルニック(杯を持つ人という意味)という役職を定めて、ワインの管理をさせていた。

 

ドイツとスイス

カール大帝

フランク王国を治める。812年に推進した農業振興政策によってワイン造りの技術が進歩、畑面積も拡大

 

アメリカ大陸・アフリカ大陸

アメリカ合衆国

スティーンブン・スパリア

イギリス人で、1976年にパリ・テイスティングを主催した人物。パリのアカデミー・デュ・ヴァンの創設者。

ロバート・モンダヴィ

1966年にオークヴィルにワイナリーを設立し、高品質ワインに取り組んだ人物。「カリフォルニア・ワインの父」とも呼ばれる。

リチャード・ソマー

オレゴンで最初のピノ・ノワールを栽培する。デイヴィッド・レットと間違えないようにしましょう。

デイヴィッド・レット

ウィラメット・ヴァレー北部にブドウ畑を拓き、ウィラメット・ヴァレーでピノ・ノワール等の品種を栽培。「オレゴン・ピノ・ノワールの父」と呼ばれる。

ジョージ・ワシントン

初代大統領。ヴァージニア州・マウント・ヴァーノン大農園でヴィティス・ヴィニフェラ種の栽培を試みた。

トーマス・ジェファーソン

第三代大統領。ヴァージニア州・シャーロッツヴィルのモンティチェッロ大農園でヴィティス・ヴィニフェラ種の栽培を試みた。

 

カナダ

ジョン・シラー

1811年、オンタリオ州でワイン造りを始めた人物(カナダで初めてワイン造りを始めた)。

 

アルゼンチン

ペドロ・デル・カスティージョ

チリからアンデスを超え、アルゼンチン西部に入り、1561年にメンドーサにブドウ畑を拓いた。

フアン・フフレ

チリからアンデスを超え、アルゼンチン西部に入り、1562年にサン・フアンにブドウ畑を拓いた。ペドロ・デル・カスティージョとセットで覚えましょう。

ミシェル・アイメ・プージェ

1853年にメンドーサに開設された農事試験場にて、マルベックなどのブドウ品種をメンドーサのブドウ畑に初めて植えた人物

 

※アルゼンチンは他にも多くの貢献者が紹介されています。もし余裕があれば目を通しておきましょう。

 

チリ

フランシスコ・デ・アギーレ

スペインのカトリック伝道者で、彼のブドウ畑がチリで最初のブドウ畑と言われる(パイス種)。

クロード・ゲイ

チリ政府がサンティアゴに農事試験場を開設し、フランスから招聘した人物。パイスに代わるワイン用ブドウ栽培を模索

シルベストレ・オチャガビア

クロード・ゲイの試験栽培に触発され、フランスから大量のボルドー品種の苗木を輸入し、栽培・醸造に取り組んだ人物

 

ウルグアイ

フランシスコ・ヴィディエラ

スペイン系の移民で、ヨーロッパからカベルネ・ソーヴィニョンなどの苗木をウルグアイに持ち帰った人物。その中で、フォル・ノワール(ヴィーニャ・デ・ペニャロール)の栽培が成功を収めたことから、ウルグアイではフォル・ノワールのことをヴィディエラと呼ばれることもあるそうです。

パスカル・アリアゲ

アルゼンチンよりタナ(ロルダ)を持ち帰り栽培した人物。タナはウルグアイを象徴するブドウ品種となり、現在でもタナはアリアゲとも呼ばれるているそうです。

 

南アフリカ

ヤン・ファン・リーベック

1659年に総領事であったヤン・ファン・リーベックによって、ケープのブドウから南アフリカで最初のワインが造られたと記憶が残っています。

アブラハム・ペロード

1925年にピノ・ノワールとサンソーの交配種「ピノタージュ」を生み出した人物

 

 

アジア

日本

山田宥教と詫間憲久(山梨県)

1874年に甲府で初めて本格的ワイン造りを始めた。(最近では、日本で初めての本格的ワイン造りを始めたのは1600年代の福岡県であるという説が浮上した為、教本でも「甲府で初めて」と記載されています)

高野正誠と土屋助次郎(龍憲)(山梨県)

1877年に設立した初の民間会社である「大日本山梨葡萄酒会社」メンバーの子弟で、フランスに渡ってブドウ栽培とワイン醸造を学んだ

川上善兵衛(新潟県)

1893年、新潟県・岩の原葡萄園を創設。マスカットベーリーAやブラック・クイーンなどの改良品種を開発

酒井弥惣(山形県)

東北最古のワイナリー「酒井ワイナリー」の創設者。山形県・赤湯町でコンコードなどの棚栽培を始めた。

百瀬二郎(長野県)

長野県で、1872年に日本初のワイン醸造に関する願書を出した人物。

理喜司(長野県)

長野県、桔梗ケ原を開墾し、コンコードなどのブドウ栽培を始めた人物。1902年には「信濃殖産会社」を創立して本格的なワインの醸造を開始した。

永友百二(宮崎県)

山形県よりキャンベル・アーリーの苗を入手し、宮崎県で栽培を始めた人物

 

 

オセアニア

オーストラリア

アーサー・フィリップ

ニュー・サウス・ウェールズ州の初代提督。1788年、オーストラリア(シドニー)に初めてワイン用ブドウ樹を持ち込んだ

ジェームズ・バズビー

1825年、ニュー・サウス・ウェールズ州ハンター・ヴァレーにブドウ園を開設。「オーストラリアのワイン用ブドウ栽培の父」。

ジョン・グラッドストーンズ

西オーストラリア州の産地「マーガレット・リヴァー」を調査、産地を6つに区分するサブリージョン案を提案。

 

ニュージーランド

サミュエル・マースデン

宣教師。1819年、北島のケリケリにワイン用ブドウの苗木をオーストラリアのシドニーからニュージーランドに持ち込むオーストラリアのアーサー・フィリップと間違えないようにしましょう。

ジェームズ・バズビー

「オーストラリア」でも登場。ニュージーランドで最初にワインを造った人物。1836年に北島ノースランドのワイタンギに開いたブドウ畑から生産。

ヘルムート・ベッカー

ドイツのガイゼンハイム研究所の博士で、博士の指導を受けて、1960年代にギズボーン地域でミュラー・トルガウの栽培が盛んに

リチャード・スマート

キャノピー・マネージメントを指導し、栽培技術の向上に貢献した。

 

小テスト:ワイン造りに貢献した人物の名前

 

補講3:ワイン造りに貢献した人物の名前

 

最後に

 

完璧に覚えなくても、選択肢から消去法でも結構ですので答えられる事が大事です。問題を解きながら頭の中で一つずつ繋げていけるようにしましょう。

 

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