パーティー・飲み会でも話せるワインの豆知識5選

※本ブログの情報は一般社団法人日本ソムリエ協会が発行している「日本ソムリエ協会教本」をもとにしています。

はじめに

本ブログでは、普段ワインを飲まない方が楽しく飲めるきっかけになるような情報を発信していきたいと思います。

 

こんにちは。飲み会やパーティーでワインを飲む機会も多いのではないでしょうか。本日はその際にお友達にも話せるワインに関する豆知識をご紹介したいと思います。

 

多すぎても覚えられないと思いますので、今回は5点だけご紹介します。 ただ、ワインをよく飲む方にとっては当たり前の知識である事と、あまり薀蓄を披露しすぎると嫌に思う方も多いかと思いますので、状況に応じて話のネタにお使いいただければと思います。

 

1.ワインのグラスは反時計回りにまわそう

 

まず、グラスを回す行為の事を「スワリング」と言います。目的はワインを適度に空気に触れさせることで香りを感じ取りやすくする事ですね。したがってむやみにグラスをクルクル回す行為はNGです。

 

また、グラスを回す向きは「反時計回り」で回しましょう。これには明確な理由があります。反時計回りに回すことによって、前にいる人に間違ってかけてしまうのを防ぐためです。

 

スワリングを見られるだけで、実はワインに詳しいかどうかも判断されているかもしれません。是非ともグラスを回しすぎず、香りを楽しむための行為としてスワリングを実践してみましょう。

 

2.「肉料理には赤ワイン、魚料理には白ワイン」は必ずしも正しくない

 

魚料理には白ワイン、肉料理には赤ワインというのが常識というイメージがないでしょうか。基本的にはその理解で間違いはありません。かといって必ずしもそうではないというのがワインの面白いところです。

 

ワインには「色で合わせる」という考えの他に、「その土地の料理に合わせる」という考えがあります。その土地で作られる料理に合わせてお酒は進化してきた歴史がありますので、ワインもその土地の料理に合わせてつくられてきています。

 

例えば、赤ワインの名産地・フランスのボルドーは牡蠣の名産地でもあります。ボルドー赤ワインと牡蠣というのは不思議と合ったりするんですね。このように、ワインの色だけでなく、その土地に合わせてワインを選ぶというのも良い選択かと思います。

 

3.ワインをついでもらう時には手で持たないようにするのがマナー

 

日本の飲み会では「とりあえずビール」という言葉があるように、ビールを中心とした文化が形成されています。それゆえ、ビールをついでもらう時はグラスを両手で持ってついでもらうというのが暗黙のルールですよね。

 

一方、ワインをついでもらう時は「基本的にグラスを持ち上げることはありません」。これにも明確な理由があります。ワインという飲み物は少し動かすだけで空気と触れて風味が変化してしまうため、むやみにグラスを動かさないという考え方があるからですね。

 

といっても、立食パーティーなどわざわざ置く場所がないという場合もありますので臨機応変に対応しましょう。

 

4.赤ワインをこぼした時の応急措置として白ワインで拭くと消えやすい?

 

飲み会やパーティーでうっかり赤ワインをこぼしてしまった事はないですか? この場合、水でうすめようとしてしまう事が多いのではないでしょうか。

 

実は、赤ワインの着色汚れを落とすには水よりも白ワインの方が良いと言われています。ワイン好きとして、本来ワインは飲むためのものですのでおススメするのは複雑な気持ちですが、パーティーなどでは高価な洋服を着ていることもあるでしょう。その際には活用してほしいと思います。

 

注意していただきたいのは、これはあくまで応急措置である、という事です。一番おススメの方法は、酸素系漂白剤で洗うこと。帰ったら酸素系漂白剤でしっかりと洗うようにしましょう。

 

 

5.フランスではロゼワインの消費量が白ワインの消費量を上回った

 

これは最近の話ですが、実はフランスではロゼワインの消費量が全体の30%と、白ワインを上回るほどの人気となっています。フランスだけでなく、ロゼワインは世界的にも人気が高まってきているんです。

 

理由として、辛口のロゼワインは魚料理から肉料理まで様々なタイプの料理に合わせやすいという事があるようです。また、若年層で赤ワインは苦手だけどワインを飲みたいという方にも受けているようですね。

 

一方、日本ではまだまだロゼワインは普及していないですね。これは、日本人の中で「ロゼワインは甘い」というイメージがあるからでしょう。昔「ロゼダンジュー」といった甘口ロゼワインが流行した事もあるようです。

 

飲み会のワイン選びの選択肢として、「ロゼワイン」という選択肢もアリではないでしょうか。

 

最後に

 

今回は飲み会やパーティーでも話せるワインの豆知識をご紹介しました。ちょっと飲み会で話のネタに尽きたときに、小出しに使ってみてはいかがでしょうか。といっても、薀蓄を語りすぎると嫌に思う方もいると思うので、話のネタ程度に考えていただければと思います。

 

 

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