赤ワインはブドウ品種4種類を覚えるだけでワイン選びが楽しくなる

※本ブログの情報は一般社団法人日本ソムリエ協会が発行している「日本ソムリエ協会教本」をもとにしています。

ブドウ品種を覚えることでワイン選びが楽しくなる

本ブログでは、普段ワインを飲まない方が楽しく飲めるきっかけになるような情報を発信していきたいと思います。

 

ワインを選ぶ際の基準といえば、産地・収穫年・ブドウ品種・生産者など様々な面があるかと思いますが、本日はブドウ品種に絞ってご紹介したいと思います。

 

ワインはブドウ果実を原料として醸造したお酒である事はご存知かと思います。ブドウは、穀物を利用したお酒と違ってそのままでも発酵可能な糖分や水分も含んでいるため、極端にいえば「ブドウさえあれば」造ることができるお酒です。そのため、ブドウの性質を色濃く反映することになります。 それだけに、ブドウの品質や種類が重要になってきます。

 

ブドウの種類は、世界で10000種類以上存在していると言われています。その内、実際にワイン醸造に使用される品種は100品種程だそうです。これは、ワインとして好まれる味に造りあげることができるブドウ品種がそれだけ限定されるといえます。フルーツとして食用に栽培されるブドウ(シャインマスカット、巨峰など)は糖分を多く含むためワインとしては醸造される事は少ないですね。 ※もちろん、食用ブドウで造られたワインなどはありますが、栽培にも手間がかかるため、商業的にもワインに加工する事は少ないです。

 

では、100種類程のブドウ品種を覚えるべきかといえば、そうではありません。実は日本で購入できる赤ワインの多くは特定の限られたブドウ品種で造られています。しかも、最初に覚えるべき品種は本当に数種類でいいのです。そこから、少しずつ産地に根付いた土着品種を覚えていけばいいと思います。

 

赤ワインのブドウ品種は、まず主要品種を覚えて、その後産地毎のブドウを覚えていこう。

 

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まず覚えるべき赤ワイン用ブドウ品種4種

1.カベルネソーヴィニヨン

カベルネソーヴィニヨンは、渋みの要素である「タンニン」という成分が多く含まれており、骨格のしっかりしたワインが造られます。カベルネソーヴィニヨンを有名にしたのは、やはりフランス・ボルドーワインでしょう。カベルネソーヴィニヨンから造られたボルドーのワインは若いうちは渋みが多いものの、熟成することで渋みがまろやかになり飲み頃を迎えます。

 

ボルドーワインの影響を受けて、世界各国でカベルネソーヴィニヨンが栽培されました。特に「新世界」と呼ばれるワイン後発国で、ボルドーワインをお手本としたワインが生産され始めます。特に、アメリカチリのワインが有名で、特にカルフォルニアのワインは、世界各国で高い評価が得られています。骨格のしっかりしたワインを飲みたい方にはおススメです。

 

・カベルネソーヴィニヨンからは酸味や渋みのある、骨格のしっかりしたワインが造られる
・フランス・ボルドーワインの高級ワインはカベルネソーヴィニヨン主体で造られる
・アメリカやチリでも栽培されており、高い評価が得られたワインが多い

 

2.メルロー

メルローは、カベルネソーヴィニヨンほどタンニンが多くないため、まろやかでふくよかな味わいのワインを造ることができます。よって、前述したボルドーでは、酸味や渋みが強いカベルネソーヴィニヨンとブレンドする事で、バランスの取れたワインが生産されています。

 

また、メルローは単体でも非常に高品質なワインを醸造する事が可能です。このように、単体としても引き立て役としても効力を発揮するバランスの取れたブドウ品種と言えるでしょう。

 

カベルネソーヴィニヨン同様、ボルドーワインをお手本にして世界各国で栽培されるようになっております。日本でも長野県塩尻市で造られる桔梗ヶ原メルローは世界でも高い評価が得られています。

 

・メルローからはバランスの取れたふくよかなワインが造られる
・単体だけでなく、他のブドウ品種とのブレンドでも力を発揮する
・日本では桔梗ケ原メルローが有名で、世界でも評価が高いワインが造られている

 

3.ピノ・ノワール

ピノ・ノワールは、主にフランスのブルゴーニュで栽培される高級ワインに用いられる品種です。冷涼な地域でしか栽培が難しいため、生産者泣かせのブドウでもあります。しかし、高品質のピノ・ノワールが生産されると、キノコやバラといった複雑な香りを伴った熟成にも耐えうる良質のワインの生産が可能であり、世界各国の生産者が憧れるブドウ品種です。

 

アメリカでは、オレゴン州のピノ・ノワールで造られたワインが有名です。また、オーストラリアでも栽培されています。フランスワインをお手本にして世界各国で生産されている品種です。しかしながら、冷涼な地域でしか栽培ができないため、カベルネソーヴィニヨンやメルローといった世界各国で生産されている品種と比較すると生産面積としては少ないです。それだけに特別感のあるブドウ品種です。

 

・ピノ・ノワールは複雑な香りを伴った熟成にも耐えうる高品質ワインが造られる
・アメリカやオーストラリアの一部冷涼な地域で造られるが生産量は少ない

 

4.シラー(シラーズ)

シラーはフランス・ローヌ地方で生産される、生肉といった鉄分を感じられる独特の香りを伴ったワインが造られるブドウ品種です。ブラインドで飲んでもわかる程の特徴を持ったワインで、ジビエ料理などとも相性のいいワインです。

 

また、シラーが海を渡ってオーストラリアで発展したのがシラーズです。シラーズからはチョコレートの香りを伴ったスパイシーなワインが造られます。日本でもシラーズから造られたオーストラリアワインを気軽に購入できます。シラーとシラーズでは香りや味が全く異なるワインですので、一度飲み比べしてみるのも面白いかもしれません。

 

・シラーはフランス・ローヌ地方で主に栽培され、肉料理とも相性がいいワインが造られる
・シラーズはオーストラリアで独自で発展した品種で、スパイシーで濃厚なワインが造られる

 

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イタリアワインやスペインワインでは独自のブドウ品種が有名

 

これまでご紹介した通り、フランスのワインをお手本として世界各国で同様のブドウ品種が栽培されるようになった事がわかります。一方、フランスと同じく古くからワインが生産されているイタリアやスペインでは、独自の土着品種が存在しています。イタリアでは、キャンティに用いられるサンジョベーゼや、バローロに用いられるネッビオーロといった品種が有名です。また、スペインではテンプラニーリョという品種が用いられます。

 

これらは、イタリアワイン・スペインワインをご紹介する際に、詳しくご紹介したと思います

 

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ブドウ品種を覚えるのにおススメな本

 

長々とご紹介しましたが、ブドウ品種を覚えるのに最適な本がありました。それは、「マンガで教養 やさしいワイン」という本。

この本では、ブドウ品種が「ワイン男子」として登場します。

マンガで読む事によってブドウ品種の特徴が理解できるようになっております。私も色々購入しましたが、品種を覚えるという意味ではこの本が最もわかりやすかったです。もしご興味があればチェックしてみてください。

 

 

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