【ソムリエ・ワインエキスパート試験/対策問題】第13回:フランス・ラングドック、ルーション地方

※本ブログの問題は一般社団法人日本ソムリエ協会が発行している「日本ソムリエ協会教本(2018)」をもとにしています。

ソムリエ・ワインエキスパート試験対策

 

本記事では、ソムリエ・ワインエキスパート試験にて出題されそうな問題について小テスト形式でご紹介します。何度も問題を繰り返すことで、身についていくと思いますので、コツコツと一つずつクリアしていきましょう。また、選択肢に表示されている単語で、知らない単語などがあればそちらもチェックしておきましょう。

 

今回はラングドック、ルーション地方です。ラングドック・ルーション地方のワイン生産量はフランス全体の40%を占める一大産地です。近年AOCが増えているものの、まだまだIGPワインの生産量が70%の産地です。ルーションを中心にVDNという天然甘口ワインの産地も少なくない地方ですね。また、ラングドックといえば、ユネスコ世界遺産のカルカッソンヌが有名です。

 

また、ラングドックワイン委員会(CIVL)では、プロモーション活動の一環として、「クリュ・デュ・ラングドック」、「グラン・ヴァン・デュ・ラングドック」、「ラングドック」の順に階層化されています。「グラン・ヴァン~」の方が不思議といい響きのような感じもしますが、「クリュ・デュ・ラングドック」が頂点ですので注意しましょう。

 

覚えるべきポイント

 

覚えるべきポイントは、以下の2つです。あまり深入りせずに進んでいきましょう。

 

・各AOCの生産色を”だいたい”で覚えておく

・ルーション地方は天然甘口ワインの生産色もセットで覚えておく

 

主要のブドウ品種はフランス南部に多い「グルナッシュ」、「カリニャン」、「ムールヴェードル」を中心としたブレンドワインが多いです。一部それ以外の珍しいブドウ品種を使用したAOCは試験でも問われることがありますので注意しておきましょう。

 

ラングドック地方のAOCワイン

ラングドック全域のAOC

・ラングドック(赤・白・ロゼ)

→広域範囲のAOCワイン。この地域に限らず、広域範囲のワインは赤・ロゼ・白の全てが認められたAOCが多いですね。

 

・ラングドック カブリエール(赤・ロゼ)

→珍しく、「赤・ロゼ」のAOC。以下、それ以外の「ラングドックなんちゃら」は全て赤のみです。

 

・ラングドック 〇〇〇〇(赤のみ)[10種類ほどあります]

「ラングドック なんちゃら」はカブリエール以外は赤のみです。

 

エロー県の主要AOC

・サン・シニアン(赤・ロゼ・白)

・サン・シニアン・ベルルー(赤のみ)

・サン・シニアン・ロックブラン(赤のみ)

→「サン・シニアンなんちゃら」は赤のみ

 

・ピック・サン・ルー(赤、ロゼ)

→2017年に地理的名称付きのラングドックから独立。シラー主体です。

 

・クレーレット・デュ・ラングドック(白、VDL、ランシオ)

→クレーレットなので白です。

 

・ピックプール・ド・ピネ(白のみ)

→ピックプールなので白です。

 

・フォジェール(赤・白・ロゼ)

→1982年、サン・シニアンとともにエロー県で最初にAOC昇格を果たした産地。

 

・ミュスカ・ド・リュネル(VDN白)

・ミュスカ・ド・ミルヴァル(VDN白)

・ミュスカ・ド・サン・ジャン・ド・ミネルヴォワ(VDN白)

→天然甘口ワイン(VDN)。白です。

 

・ミュスカ・ド・フロンティニャン(VDN白・VDL白)

試験的に狙われるAOCで、天然甘口ワイン(VDN)とヴァン・ド・リキュール(VDL)がどちらも認められたAOC。上のVDNのみのAOCと区別して覚えておきましょう。

 

エロー県とオード県にまたがるAOC

・ミネルヴォワ(赤・ロゼ・白)

・ミネルヴォワ・ラ・リヴィニエール(赤のみ)

→これも「ミネルヴォワなんちゃら」になると赤のみです。

 

オード県の主要AOC

・コルビエール(赤・ロゼ・白)

・コルビエール・ブートナック(赤のみ)

→これも「コルビエールなんちゃら」になると赤のみです。

 

・フィトゥー(赤のみ)

→1948年にAOCを取得したラングドックでも古い歴史をもつ産地。

 

・カバルデス(赤・ロゼ)

・マルペール(赤・ロゼ)

 

・リムー(赤・白・発泡白)

赤の主要品種はメルローです。

 

・リムー メトード・アンセストラル(白発泡)

モーザックというブドウ品種を100%使用です。試験にも狙われるポイント。

 

・リムー ブランケット・ド・リムー(白発泡)

モーザックが90%以上使用されています。試験にも狙われるポイント。

 

・クレマン・ド・リムー(白発泡、ロぜ発泡)

→このAOCの主要品種はシャルドネなので注意です。瓶内二次発酵でピノノワールも使用されることから、シャンパーニュに近いタイプですね。

 

ルーション地方

 

・コート・ド・ルーション(赤・ロゼ・白)

・コート・ド・ルーション 〇〇〇〇(赤のみ)[6種類あります]

→これも「コート・ド・ルーション なんちゃら」は赤です。

 

・モーリー(赤、VDNガーネット・レンガ色・琥珀色・白)

要注意AOCです。スティルワインは赤のみですので覚えておきましょう。

 

・リヴザルト(VDNガーネット・レンガ色・琥珀色・ロゼ)

・バニュルス(VDN赤・VDNロぜ・VDN白)

 

・バニュルス・グラン・クリュ(VDN赤のみ)

→5年以上熟成させたワインには「オール・ダージュ」など、熟成したワインには様々な表記が許されていますが、余裕がある方はソムリエ教本で確認しておきましょう。

 

コリウール(赤・ロゼ・白)

バニュルスの地域でつくられるVDNワイン以外のスティルワインAOCです、

 

・ミュスカ・ド・リヴザルト(VDN白)

→ラングドック地方(ミュスカ・ド・フロンティニャン以外)の「ミュスカ・ド・〇〇」と同様に、VDN白のみです。

 

 

第13回小テスト:フランス・ラングドック、ルーション地方

 

第13回:フランス・ラングドック、ルーション地方

第13回:フランス・ラングドック、ルーション地方

 

最後に

 

ワイン生産地としては広大であり、AOCは多いですが、覚えるべきポイントをおさえておけば効率的に覚えられると思います。この地域は「広域AOC」と「広域AOC+なんちゃら」で生産色を覚えておきましょう。

 

また、VDN(天然甘口ワイン)の産地も多いですので、注意しましょう。VDNやVDLといったワインはまた後でも振り返ることができますので少しずつ地道に覚えていくのがおススメです。

 

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