【ソムリエ・ワインエキスパート試験/対策問題】第16回:フランス・ブルゴーニュ地方②:コート・ド・ニュイ地区

※本ブログの問題は一般社団法人日本ソムリエ協会が発行している「日本ソムリエ協会教本(2020)」をもとにしています。

ソムリエ・ワインエキスパート試験対策

 

本記事では、ソムリエ・ワインエキスパート試験にて出題されそうな問題について小テスト形式でご紹介します。何度も問題を繰り返すことで、身についていくと思いますので、コツコツと一つずつクリアしていきましょう。また、選択肢に表示されている単語で、知らない単語などがあればそちらもチェックしておきましょう。

 

今回はブルゴーニュ地方②:コート・ド・ニュイ地区です。フランスもいよいよ大詰めですね。コート・ド・ニュイ地区は赤ワインが90%で、ピノノワールから造られます。ブルゴーニュ地方の赤ワインのグラン・クリュはこの地域に集中しており、高級ワインが並びます。高級ワインの代名詞「ロマネ・コンティ」もコート・ド・ニュイ地区、ヴォーヌ・ロマネで生産されています。

 

コート・ド・ニュイ地区のポイント

 

・北からコミュナルAOCの順番を覚える

・グラン・クリュの畑は全部覚える

・プルミエ・クリュは「有名な畑」だけを”まず”覚える。

・コミュナルAOCとその中のグラン・クリュでは生産色が違うので注意する

 

理想としては「グラン・クリュ」、「プルミエ・クリュ」のどちらも覚えるのが良いですが、結構大変なので、グラン・クリュは全て覚えて、プルミエ・クリュは「ある程度有名な所」だけ覚えるのがいいのではないかと個人的には考えています。ソムリエ・ワインエキスパート試験では、取捨選択が非常に重要です。この辺りは自己判断でお願い致します。

 

また、コミュナルAOC(村名ワイン)とグラン・クリュでは生産色が違う場合があります。試験的に狙われるポイントですので頑張って覚えましょう。

 

コート・ド・ニュイ地区のコミュナルAOC

 

ここでは、コミュナルAOCの生産色を記載しております。後から出てきますが、要注意ポイントは、「コミュナルAOCの生産色」と「畑(グラン・クリュ)の生産色」は必ずしも一致しない事です。

 

例えば、「シャンボール・ミュジニィ」というコミュナルAOCは「赤のみ」ですが、そのエリアにあるラン・クリュの「ミュジニィ」は「赤・白」が認められています。この2つは必ず区別しましょう。

 

①マルサネ(赤・ロゼ・白)

→マルサネで覚えることは2つだけです。

1) ロゼが認められている。

2) グラン・クリュ、プルミエ・クリュのどちらもない。

これだけで大丈夫です。

 

②フィサン(赤・白)

→プルミエクリュはありますが、グラン・クリュはありません

 

③ジュヴレ・シャンベルタン(赤)

コート・ド・ニュイ地区最大のコミュナルAOCです。赤のみが認められています。グラン・クリュは9つとコート・ド・ニュイ地区で最も多いです。有名なプルミエ・クリュに「クロ・サン・ジャック」があります。※過去に出題されています。

 

④モレ・サン・ドニ(赤・白)

→グラン・クリュは5つあります。プルミエクリュもあり。

 

⑤シャンボールミュジニィ(赤)

→グラン・クリュ2つ。有名なプルミエ・クリュに「レ・ザムルース」があります。

 

⑥ヴージョ(赤・白)

→グラン・クリュは1つ。プルミエ・クリュもあり。

 

⑦ヴォーヌ・ロマネ(赤)

→コート・ド・ニュイ地区でも特に高級ワインが造られる産地。グラン・クリュは8つですが、6つがヴォーヌ・ロマネ村、残りの2つはフラジェ・エシェゾー村に位置します。プルミエ・クリュは「オー・マルコンソール」、「レ・ボーモン」など有名なクリマが多く、余裕があれば覚えましょう。

 

⑧ニュイ・サン・ジョルジュ(赤・白)

グランクリュはありません。プルミエ・クリュはあります。

 

 

各コミュナルAOCのグラン・クリュ

 

①マルサネのグラン・クリュ

ありません。

 

②フィサンのグラン・クリュ

ありません。

 

③ジュヴレ・シャンベルタンのグラン・クリュ(9つ)

・シャンベルタン(赤)

・シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ(赤)

・シャルム・シャンベルタン(赤)

・マゾワイエール・シャンベルタン(赤)

・シャペル・シャンベルタン(赤)

・グリオット・シャンベルタン(赤)

・ラトリシエール・シャンベルタン(赤)

・マジ・シャンベルタン(赤)

・リュショット・シャンベルタン(赤)

 

地図問題でも問われる事が多いですので、場所と合わせて覚えましょう。ちなみに「クロ・ド・ベーズ」と呼ばれるクリマは、AOCとして「シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ」の他に「シャンベルタン」も名乗ることが許されています。※試験で狙われるポイントです。

 

当たり前ですが、「ジュヴレ・シャンベルタン(コミュナルAOC)」と「シャンベルタン(グラン・クリュ)」では取引価格が全然違います。

 

④モレ・サン・ドニのグラン・クリュ(5つ)

・クロ・ド・ラ・ロッシュ(赤)

・クロ・サン・ドニ(赤)

・クロ・デ・ランブレ(赤)

・クロ・ド・タール(赤)

・ボンヌ・マール(赤)※要注意

 

要注意なのはボンヌ・マールです。このグラン・クリュは、シャンボール・ミュジニィとまたがっており、ソムリエ・ワインエキスパート試験でも狙われるポイントですのでチェックしておきましょう。

 

⑤シャンボール・ミュジニィのグラン・クリュ(2つ)

・ボンヌ・マール(赤)※要注意

・ミュジニィ(赤・白)※要注意

 

「ボンヌ・マール」は前述した通り、モレ・サン・ドニとシャンボール・ミュジニィにまたがっているので注意しましょう。

 

また、「ミュジニィ」は赤だけでなく、コート・ド・ニュイの中では唯一のグラン・クリュで白が認められている(赤・白)ので要チェックです。コミュナルAOCである「シャンボール・ミュジニィ」は赤のみなのに対して、ミュジニィは赤・白ともに認められている珍しいケースです。通常は広域範囲の方が認められている生産色が多いので試験的にも狙われるポイントですね。

 

⑥ヴージョのグラン・クリュ(1つ)

・クロ・ド・ヴージョ(赤)

 

約50haと、コート・ド・ニュイ地区で最大面積を誇るグラン・クリュ「クロ・ド・ヴージョ」があります。現在は80あまりの所有者が分割しており、様々な造り手が「クロ・ド・ヴージョ」としてワインを生産しております。

 

⑦ヴォーヌ・ロマネのグラン・クリュ(8つ)

(ヴォーヌ・ロマネ村)

・ロマネ・コンティ(赤)

・ラ・ロマネ(赤)

・ロマネ・サン・ヴィヴァン(赤)

・ラ・ターシュ(赤)

・リシュブール(赤)

・ラ・グランド・リュ(赤)

 

(フラジェ・エシェゾー村)

・グラン・エシェゾー(赤)

・エシェゾー(赤)

 

「ロマネ・コンティ」と「ラ・ターシュ」は「ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ」のモノポール(単一所有)です。この地区も他の地区と同様に地図問題が出されやすいですので、場所とセットで覚えておきましょう。

 

⑧ニュイ・サン・ジョルジュのグラン・クリュ

ありません。

 

第16回小テスト:フランス・ブルゴーニュ地方②:コート・ド・ニュイ地区

 

第16回:フランス・ブルゴーニュ地方②:コート・ド・ニュイ

第16回:フランス・ブルゴーニュ地方②:コート・ド・ニュイ

 

最後に

 

コート・ド・ニュイ地区はひたすらグラン・クリュの畑名を覚えないといけません。地図問題も出されやすいので場所と関連付けて覚えましょう。高級ワインが多く普段飲むことが少ないワインかもしれませんが、フランスワインの花形ですので是非とも頑張りましょう。

 

いよいよあと2回でフランスは終了です。ここまで覚えた知識は必ず今後の財産になりますので、覚えるところは覚えて、ザックリ覚えるところはザックリで先に進んでいきましょう。時には割り切る事、捨てることもソムリエ・ワインエキスパート試験では重要です。

 

次回は「コート・ド・ボーヌ地区」です。

 

 

(参考)ソムリエフォーフリー ブルゴーニュ地方②

 

 

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