【ソムリエ・ワインエキスパート試験/対策問題】第18回:フランス・ブルゴーニュ地方④:コート・シャロネーズ、マコネ、ボージョレ

※本ブログの問題は一般社団法人日本ソムリエ協会が発行している「日本ソムリエ協会教本(2020)」をもとにしています。

ソムリエ・ワインエキスパート試験対策

 

本記事では、ソムリエ・ワインエキスパート試験にて出題されそうな問題について小テスト形式でご紹介します。何度も問題を繰り返すことで、身についていくと思いますので、コツコツと一つずつクリアしていきましょう。また、選択肢に表示されている単語で、知らない単語などがあればそちらもチェックしておきましょう。

 

今回はブルゴーニュ地方第4回、コート・シャロネーズ、マコネ、ボージェレです。いよいよブルゴーニュ地方最終回ですね。北から行くと、シャブリ地区、コート・ド・ニュイ地区、コート・ド・ボーヌ地区ときて、今回の①コート・シャロネーズ、②マコネ地区、③ボージョレ地区です。覚える量はそんなに多くありません。

 

コート・シャロネーズ

 

ブルゴーニュ地方、北からシャブリ、コート・ド・ニュイ、コート・ド・ボーヌ、その南に位置するのがコート・シャロネーズ地区です。コート・シャロネーズ地区は「グラン・クリュ」と言われる畑はなく、「プルミエ・クリュ」までしかありません。まずは、この地区は畑(プルミエ・クリュ)の名前は後回しにして、AOC(と生産色)をチェックする事から始めましょう。

 

コート・シャロネーズ地区のレジョナルのAOC

・ブルゴーニュ・コート・シャロネーズ(赤・ロゼ・白)

・ブルゴーニュ・コート・デュ・クショワ(赤のみ)

→広域範囲のAOCは「赤・ロゼ・白」です。ザックリで構いません。

 

覚えるべきコミュナルのAOC

覚えるべきは「生産色」と「場所」です。北から記載しているので順番を覚えておきましょう。①と⑤が白ワインのみです。頭文字作戦で「ブリメジモ」などなんでも結構ですので覚えておきましょう。

 

①ブーズロン(白のみ)

ブルゴーニュの村で唯一、「アリゴテ種に認められたAOC」プルミエクリュがありません

 

②リュリー(赤・白)

 

③メルキュレ(赤、白)

→コート・シャロネーズ地区最大の面積を誇る。「最大」や「最小」は試験でも狙われるポイントです。

 

④ジヴリ(赤・白)

 

⑤モンタニィ(白のみ)

→シャルドネ種による白ワインのみのAOC。

 

 

マコネ

 

コート・シャロネーズ地区の南に位置し、生産量の約85%が白ワインです。「グラン・クリュ」、「プルミエ・クリュ」はありません

 

マコネ地区のレジョナルのAOC

・マコン(赤・ロゼ・白)

・マコン+コミューン(赤・ロゼ・白)

→やはり、広域範囲のAOCは「赤・ロゼ・白」です。コミューンは白26コミューン、赤・ロゼが20コミューンあるそうです。これは正直覚えるのは大変です(私は一切覚えませんでした)。本ブログでは割愛します。

 

マコン・ヴィラージュ(白)

→名前からして「赤だけ」かと思いきや「白のみ」です。注意しましょう。

 

覚えるべきコミュナルのAOC

・ヴィレ・クレッセ(白のみ)

→コミュナルのAOCで最北に位置しております。場所が問われるので注意。

 

・プイイ・フュイッセ(白のみ)

・プイイ・ロッシェ(白のみ)

・プイイ・ヴァンゼル(白のみ)

・サン・ヴェラン(白のみ)

→マコネ地区南部に固まる4つのAOCです。プイイ・フュイッセが最大です。プイイ・フュイッセは日本でも比較的リーズナブルに購入できますし、おススメのAOCです。全てシャルドネ種から造られます。

 

ボージェレ

 

以前に本ブログでもご紹介した「ボージェレ・ヌーヴォー」の産地です。未読の方は是非ともこちらもチェックしてみてください。

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※本ブログの情報は一般社団法人日本ソムリ […]…

 

ボージェレ北部は花崗岩を基盤とした丘陵地帯で、ガメイ種の栽培に適しております。自らの村名を名乗る10のAOCが存在し、これを「クリュ・デュ・ボージョレ」と呼びます。南部は粘土石灰質と砂岩で構成されており、AOCボージェレの畑が広がります。

 

その年の新酒(ヌーヴォー)である、「ボージェレ・ヌーヴォー」は11月の第3木曜日に解禁となります。ヌーヴォーはボージェレ全体の約1/3の生産量を誇り、最大の輸出先は日本です。

 

主要なAOCワイン

・ボージョレ(赤・ロゼ・白)

ヌーヴォー(新酒)が認められている(赤・ロゼのみ)

 

・ボージョレ・シュペリュール(赤のみ)

→ヌーヴォー(新酒)は認められていない。

 

・ボージョレ・ヴィラージュ(赤・ロゼ・白)

ヌーヴォー(新酒)が認められている(赤・ロゼのみ)。北部の38のコミューンが名乗ることができる。

 

・クリュ・ボージョレ(赤のみ)

→10のコミューンのみが名乗ることが許される。ヌーヴォー(新酒)は認められていない。

 

クリュ・ボージョレの10のコミューン

・サン・タムール

・ジュリエナス

・シェナス(最小面積

・ムーラン・ア・ヴァン

・フルーリー

・シルーブル

・モルゴン

・レニエ (クリュ・ボージョレでは最も新しいAOC

・ブルイイ(最大面積

・コート・ド・ブルイイ

 

 

第18回小テスト:フランス・ブルゴーニュ地方④:コート・シャロネーズ、マコネ、ボージョレ

 

第18回:フランス・ブルゴーニュ地方④:コート・シャロネーズ、マコネ、ボージョレ

第18回:フランス・ブルゴーニュ地方④:コート・シャロネーズ、マコネ、ボージョレ

 

最後に

 

ブルゴーニュは4回に分けてご紹介しましたが、一つずつこなしていけば着実に覚えていけると思います。フランスはこれでとりあえず終わりですね。お疲れ様でした。

 

 

(参考)ソムリエフォーフリー:ブルゴーニュ地方

 

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