【ソムリエ・ワインエキスパート試験/対策問題】第25回:イタリア⑥ トスカーナ州

※本ブログの問題は一般社団法人日本ソムリエ協会が発行している「日本ソムリエ協会教本(2020)」をもとにしています。

ソムリエ・ワインエキスパート試験対策

 

本記事では、ソムリエ・ワインエキスパート試験にて出題されそうな問題について小テスト形式でご紹介します。何度も問題を繰り返すことで、身についていくと思いますので、コツコツと一つずつクリアしていきましょう。また、選択肢に表示されている単語で、知らない単語などがあればそちらもチェックしておきましょう。

 

今回はトスカーナ州です。イタリアではワイン生産量としては中規模ながらも高品質ワインが多く、多くのDOCGワインを輩出しています。特にキャンティ・クラシッコ地区の生産者は、1970年代から始まった「イタリアワイン・ルネッサンス」とも呼ばれるイタリアワイン近代化を牽引してきました。近代的スタイルのワインは「スーパー・タスカン」とも言われ、国際的知名度を得ています。

 

以前、イタリアの二大ワインとして、「キャンティ」と「バローロ」をご紹介しました。「キャンティ」はトスカーナ州で認められているDOCGですね。

 

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※本ブログの情報は一般社団法人日本ソムリ […]…

 

トスカーナ州

 

トスカーナ州は、イタリアでも中部に位置しており、州都は観光都市としても非常に人気がある「フィレンツェ」です。トスカーナの語源はこの地域をかつて支配していた「エトルリア人」からきているそうです。ちなみに、ブドウ栽培とワイン造りを伝えたのもエトルリア人だそうです・

 

 

トスカーナ州で覚えるべき人名

 

コジモ3世

イタリア統一前、トスカーナ大公国時代、1716年にトスカーナ大公であったコジモ3世が、「キャンティ」、「カルミニャーノ」、「ポミーノ」、「ヴァルダルノ・ディ・ソプラ」のワイン産地の境界を定めました。これは世界最初の原産地保護とされており、ソムリエ・ワインエキスパート試験でも問題として使われるポイントです。チェックしておきましょう。

 

ベッティーノ・リカーゾリ

今日のキャンティワインのベースとなる品種構成、有名なフォルムラ(サンジョヴェーゼ 70%、カナイオーロ 20%、マルヴァジア・デル・キャンティ 10%)を1870年代に定めました。当時、サンジョヴェーゼだけでは飲みづらかったようで、ブレンドすることで非常に飲みやすくなる事を発見したそうです。

 

トスカーナ州で覚えるべきブドウ品種

 

サンジョヴェーゼ(黒ブドウ)

中部イタリアを代表する黒ブドウです。とりあえず、トスカーナ州のワインといえば、サンジョヴェーゼをまず思い浮かべましょう。

 

サンジョヴェーゼで重要なポイントは、「DOCGによって呼び名が変わること」です。次項から紹介しますが、各DOCGごとに呼び名を覚えていきましょう。これもソムリエ・ワインエキスパート試験的には問題に出しやすいポイントです。

 

トスカーナ州の主要なDOCG

赤ワイン

キャンティ

サンジョヴェーゼをベースに造られる赤ワインのDOCG。「トスカーナ州といえばキャンティ」という程の有名なワインで、イタリアを代表する赤ワインでもあります。あまりに広い範囲で認められているため、その中でも「ソットゾーナ」という7つの特定の地域が認められています。(余裕があればソムリエ教本をチェック)

 

キャンティ・クラシッコ

キャンティの人気が高まった事から、キャンティの生産地区がどんどん広がってしまったため、本来の産地であるキャンティ地方の生産者達がDOCGキャンティから独立して「キャンティ・クラシッコ」と名乗るようになりました。

 

ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ

サンジョヴェーゼ100%から造られるワインで、この地域ではサンジョヴェーゼの事をブルネッロと呼びます。50ヵ月以上熟成が必要とされるワインで、キャンティとは趣きの異なったワインとなります。比較的若い産地ではありますが、高級ブランドとしてのイメージを確立しており、「贈答用のブルネッロ」とも言われているそうです。

 

カルミニャーノ

コジモ3世がワイン産地の境界を設定した時に、キャンティと共に指定された地域です。サンジョヴェーゼが主体ですが、トスカーナ州の伝統的呼称には珍しく、昔からカベルネ・ソーヴィニョンがブレンドされるのが特徴です。

 

ヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチャーノ

サンジョヴェーゼ主体のワインで、この地域では、サンジョヴェーゼが「プルニョーロ・ジェンティーレ」と呼ばれます。

 

モレッリーノ・ディ・スカンサーノ

サンジョヴェーゼ主体のワインで、この地域では、サンジョヴェーゼが「モレッリーノ」と呼ばれます。

 

エルバ・アレアティコ・パッシート、アレアティコ・パッシート・デッレルバ

アレアティコ」というブドウを陰干しし、糖度を上げることによって造られる甘口の赤ワインです。

 

 

白ワイン

ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノ

要注意DOCGです。トスカーナ州で唯一の白ワインのDOCG。ブドウはヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノを主体として造られます。「唯一」などのキーワードは試験的にも狙われます。

 

 

トスカーナ州のDOC

 

・ボルゲリ、ボルゲリ・サッシカイア

以前はロゼワインの産地でありましたが、カベルネ・ソーヴィニョンを中心に造られる「ボルゲリ・サッシカイア」が成功し、ボルドー品種のワインとして一気に名声を高めました。その後、多くの生産者が追従しています。

 

注意すべきは、DOCワインである事。白ワインもあります。また、「ボルゲリ・サッシカイア」は単一のワイナリーに与えられた唯一の呼称です。

 

 

第25回小テスト:イタリア⑥ トスカーナ州

 

第25回:イタリア⑥ トスカーナ州

第25回:イタリア⑥ トスカーナ州

 

最後に

 

イタリアでも超有名産地であるトスカーナ州。ブドウ品種「サンジョヴェーゼ」の呼び名や赤ワインのDOCGを中心に覚えていきましょう。北部の「ピエモンテ州」「ロンバルディア州」「ヴェネト州」と今回の「トスカーナ州」を覚えておけば、イタリアもかなりの地域をカバーできているはず。継続して頑張っていきましょう。

 

 

(参考)ソムリエフォーフリー

 

 

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