【ソムリエ・ワインエキスパート試験/対策問題】第26回:イタリア⑦ 中部4州(ウンブリア州、マルケ州、アブルッツォ州、モリーゼ州)

※本ブログの問題は一般社団法人日本ソムリエ協会が発行している「日本ソムリエ協会教本(2020)」をもとにしています。

ソムリエ・ワインエキスパート試験対策

 

本記事では、ソムリエ・ワインエキスパート試験にて出題されそうな問題について小テスト形式でご紹介します。何度も問題を繰り返すことで、身についていくと思いますので、コツコツと一つずつクリアしていきましょう。また、選択肢に表示されている単語で、知らない単語などがあればそちらもチェックしておきましょう。

 

今回は中部4州(ウンブリア州、マルケ州、アブルッツォ州、モリーゼ州)です。ソムリエ・ワインエキスパート試験としては出題の可能性は低い部分かもしれません。しかしながら、ウンブリア州、マルケ州、アブルッツォ州に関してはDOCGワインも生産されていますし、本記事の小テストのように「説明文から州名を選択する」という形式で出題される可能性もありますので、ざっと目を通して傾向を掴んでおきましょう。

 

4つの州の地理関係

 

 

 

ウンブリア州

ウンブリア州のポイント

イタリア半島の中央部に位置するこの州は、州土の70%を緑の丘陵地が占めることから、イタリアの「緑の心臓」とも呼ばれます。州都はペルージャです。イタリアの中心部(へそ)である事は覚えておきましょう。

 

ウンブリア州の主なブドウ品種

サグランティーノ(黒ブドウ)

後述するDOCGモンテファルコ・サグランティーノで使用される、ペルージャ県モンテファルコ村周辺だけで栽培される黒ブドウです。

 

サンジョヴェーゼ(黒ブドウ)

トスカーナ州でも紹介しましたが、中部イタリアで広く栽培される黒ブドウです。

 

ウンブリア州の主要なDOCGワイン

モンテファルコ・サグランティーノ(赤)

サグランティーノという黒ブドウを用いたDOCGワイン。味わいは薄甘口(Abboccato)でパッシートタイプも認められています。

 

トルジャーノ・ロッソ・レゼルヴァ(赤)

サンジョヴェーゼ主体のDOCGワイン。

 

ウンブリア州の主要なDOCワイン

オルヴィエート(白)

ウンブリア州を代表する白ワインです。トレッビアーノの一種であるプロカニコ・グレケットなどで造られ、シンプルな味わいのワインが多いそうです。

 

マルケ州

マルケ州のポイント

イタリアの東部、アドリア海に面した州で、約70%が丘陵地帯です。DOCGワインは5種認められています。

 

マルケ州の主なブドウ品種

ヴェルディッキオ(白ブドウ)

マルケ州で広く生産されるイタリアの固有品種。

 

モンテプルチャーノ(黒ブドウ)

中部イタリアで広く生産されている黒ブドウ品種

 

マルケ州の主要なDOCGワイン

コーネロ(赤)

モンテプルチャーノ85%以上に、サンジョヴェーゼをブレンドして造られるDOCGワインです。「アドリア海で最も優れたワイン」と古代ローマ時代よりその名を知られているそうです。

 

オッフィーダ(赤/白)

試験でも狙われやすい「赤と白どちらも認められている」DOCGワイン。ペコリーノ、パッセリーナ、モンテプルチャーノのいずれかを85%以上使って造る必要があります。

 

ヴェルナッチャ・ディ・セッラペトローナ(発泡赤)

ヴェルナッチャ・ネーラというブドウ品種を主体として造られる発泡性の赤ワインです。

 

ヴェルディッキオ・ディ・マテリカ・リゼルヴァ(白)

ヴェルディッキオが主体の白ワインDOCGです。

 

カステッリ・ディ・イエージ・ヴェルディッキオ・リゼルヴァ(白)

ヴェルディッキオ主体の白ワインDOCGです。

 

マルケ州の主要なDOCワイン

 

ソムリエ・ワインエキスパート試験としては、マルケ州は上述したDOCGワインをおさえておけばいいのではないかと個人的には思います。(余裕があればソムリエ教本をチェックするぐらい?)

 

 

アブルッツォ州

アブルッツォ州のポイント

マルケ州の南に位置するアブルッツォ州は65%が山岳地帯であり、人口密度が低いことが特徴です。人口密度が低いことから「人間よりも羊の方が多い」と揶揄されることもあるそうです。非常に恵まれた州で、それほど努力しなくてもそれなりに良いブドウが栽培できるため、質よりも量を重視した生産が行われてきました。近年はモンテプルチャーノ・ダブルッツォを中心として、高品質のワインが生産されるようになっております。

 

モンテプルチャーノについて詳しく知りたい方は以下の記事をご参照ください。

 

World Wine Entertainment

※本ブログの情報は一般社団法人日本ソムリ […]…

 

アブルッツォ州の主なブドウ品種

モンテプルチャーノ(黒ブドウ)

他の中部の州と同様、モンテプルチャーノが重要な品種です。

 

トレッビアーノ・アブルッツェーゼ(白ブドウ)

アブルッツォ州で広く栽培されるトレッビアーノです。

 

アブルッツォ州の主要なDOCGワイン

モンテプルチャーノ・ダブルッツォ・コッリーネ・テラマーネ(赤)

モンテプルチャーノ主体のDOCGワインです。DOCモンテプルチャーノ・ダブルッツォの特定の区画のみが2003年にDOCGに昇格しました。

 

アブルッツォ州の主要なDOCワイン

モンテプルチャーノ・ダブルッツォ(赤)

日本でも比較的容易に購入できるワイン。注意すべきは、モンテプルチャーノ・ダブルッツォ自体はDOCワインである事です。

 

モリーゼ州

モリーゼ州のポイント

アブルッツォ州の南に位置するモリーゼ州は、ヴァッレ・ダオスタ州に次いで人口が少ない州です。ソムリエ教本では「イタリアで最も知名度の低い州だろう」と悲しい記述がありますが、ワインに関してもDOCGワインがなく、4つのDOCのみが認められています。

 

モリーゼ州の主なブドウ品種

ティンティリア(黒ブドウ)

モリーゼ州だけで栽培されている黒ブドウです。その他、モンテプルチャーノやサンジョヴェーゼも栽培されています。

 

モリーゼ州の主要なDOCワイン

ティンティリア・デル・モリーゼ(赤)

地元の黒ブドウ・ティンティリアを使った赤ワインDOC。ティンティリアというブドウ品種とモリーゼという州名がついたワインですので試験的には出題されないと思います。

 

・ペントロ・ディ・イセルニア(赤・ロゼ・白)

アペニン山脈に近いイセルニア県で生産されるDOC。

 

・ビフェルノ(赤・ロゼ・白)

海岸に近い地域であるカンポバッソ県で生産されるDOC。

 

第26回小テスト:イタリア⑦ 中部4州(ウンブリア州、マルケ州、アブルッツォ州、モリーゼ州)

 

第26回:イタリア⑦ 中部4州(ウンブリア州、マルケ州、アブルッツォ州、モリーゼ州)

第26回:イタリア⑦ 中部4州(ウンブリア州、マルケ州、アブルッツォ州、モリーゼ州)

 

最後に

 

トスカーナ州以外の中部イタリアをご紹介しました。何度もお話していますが、ソムリエ・ワインエキスパート試験は満点を狙うテストではありませんので、割り切るという事も重要です。4択問題ですので、完全に記憶しなくても消去法で当てることができても問題ありませんので、ご自身のキャパシティから覚える部分を選択していただければと思います。

 

 

(参考)ソムリエフォーフリー

 

 

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