※本ブログの問題は一般社団法人日本ソムリエ協会が発行している「日本ソムリエ協会教本(2018)」をもとにしています。最新の情報は最新のソムリエ教本をご確認ください。
ソムリエ・ワインエキスパート試験対策
本記事では、ソムリエ・ワインエキスパート試験にて出題されそうな問題について小テスト形式でご紹介します。何度も問題を繰り返すことで、身についていくと思いますので、コツコツと一つずつクリアしていきましょう。また、選択肢に表示されている単語で、知らない単語などがあればそちらもチェックしておきましょう。
今回はイタリアのまとめ回です。各回には問題がついていますので、一つずつ問題を解きながら復習していきましょう。
まずはイタリア全体像を確認
まずはイタリアの全体像を把握することが非常に重要です。イタリアは各地域に古くから固有品種が根付いていることから地域ごとに特徴がみられます。北部と南部ではブドウ品種やワイン造りの傾向も大きく異なりますので、まずはイタリアの各州の地理関係を覚えることから始めましょう。
1.ピエモンテ州
イタリアワインを代表するDOCGワイン「バローロ」と「バルバレスコ」を生み出すピエモンテ州。ここは時間をかけて覚えるポイントです。ポイントはネッビオーロの別名(シノニム)と各DOCGのブドウ品種をチェックする事ですね。
2.ロンバルディア州
ロンバルディア州は「フランチャコルタ」という発泡性のワインをチェックしておきましょう。ネッビオーロの地域名も登場しました。ピエモンテ州のワイン、ロンバルディア州のワイン、ヴェネト州のワインというようにしっかり区別して覚えましょう。
3.ヴェネト州
近年生産量トップの州であり、重要なDOCGワインも多いヴェネト州。「プロセッコ」というスパークリングワインや「グラッパ」というブドウの搾りかすから造られる蒸留酒もヴェネト州で生産されています。各DOCGワインのブドウ品種もチェックしておきましょう。
4.北部5州(ヴァッレ・ダオスタ州、リグーリア州、トレンティーノ・アルト・アディジェ州、フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州、エミリア・ロマーニャ州)
本当はじっくりご紹介したいですが、ピエモンテ州、ロンバルディア州、ヴェネト州以外の北部5州です。DOCGワインが無い州もありますが、各州の特徴をおさえておきましょう。
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5.トスカーナ州
イタリアを代表するワイン「キャンティ」「キャンティ・クラシッコ」を生産するトスカーナ州は、試験的にも出題されやすい州ですね。サンジョヴェーゼのシノニムは必ずおさえておきましょう。
6.中部4州(ウンブリア州、マルケ州、アブルッツォ州、モリーゼ州)
各州、DOCGワインの有無や、説明を見て「この州かな?」とわかる程度で各州の特徴はおさえておきましょう。
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7.ラツィオ州、カンパーニア州
ラツィオ州の州都はローマ、カンパーニア州の州都はナポリと、観光都市としても有名な2州。どちらの州もDOCGワインの特徴をチェックしておきましょう。
8.南部3州(プーリア州、バジリカータ州、カラブリア州)
南部3州ですが、プーリア州は生産量も非常に多いです。DOCGワインの有無や各州の特徴を覚えましょう。ここまで来ると北部から南部に移動するにつれて栽培されるブドウ品種に変化がみられていることがわかるかと思います。
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9.シチリア州、サルディーニャ州
どちらも1種類のDOCGワインが認められていましたね。また、シチリア州はマルサーラ、サルデーニャ州はヴェルナッチャ・ディ・オリスターノなどの酸化熟成ワインが造られています。
最後に
イタリアはフランスと同様、多種多様なワインが生産されています。また、各地域に応じて固有のブドウ品種が栽培されています。一つずつ特徴を理解して覚えることで、確実に身についていくでしょう。何度も言うように問題を解きながら覚えることで着実に身になっていきますので、しっかりと一問ずつ解いていきましょう。
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