【ソムリエ・ワインエキスパート試験/対策問題】第40回:カナダ

※本ブログの問題は一般社団法人日本ソムリエ協会が発行している「日本ソムリエ協会教本(2020)」をもとにしています。

ソムリエ・ワインエキスパート試験対策

 

本記事では、ソムリエ・ワインエキスパート試験にて出題されそうな問題について小テスト形式でご紹介します。何度も問題を繰り返すことで、身についていくと思いますので、コツコツと一つずつクリアしていきましょう。また、選択肢に表示されている単語で、知らない単語などがあればそちらもチェックしておきましょう。

 

今回はカナダです。前回までアメリカ合衆国を紹介しましたが、これとセットで覚えていきましょう。

 

カナダのポイント

 

・西側(ブリティッシュ・コロンビア州)と東側(オンタリオ州)の産地を絶対に間違えない

・アメリカと同様、ラベル表示の規定をチェックする

 

カナダに関しては覚えるポイントはそこまで多くないと思います。試験的には、西側(ブリティッシュ・コロンビア州)と東側(オンタリオ州)の産地の2つしかありません。しかしながら、西側と東側の産地がどっちがどっちなのか忘れてしまいやすいですので、間違えないようにしましょう。

 

また、アメリカと同様、ラベル表示の規定がありますので、アメリカと混同しないように注意してください。

 

カナダワインの歴史

 

カナダのワイン造りは、1811年にジョン・シラーがオンタリオ州で始めたのが最初です。1970年代以降ヴィティス・ヴィニフェラ系のブドウを使用し、国際市場でも評価されるワイン造りが行われるようになりました。カナダといえば「アイスワイン」というイメージがあるかもしれませんが、今はアイスワイン以外のワインも国際市場で評価されています。

 

あまり知られてはいませんが、1916年からいくつかの州で禁酒法も施行されています(アメリカは何年からだったでしょうか?)

 

ちなみに、2018年で約670のワイナリーが存在するようです(アメリカの各地域のワイナリー数を復習しておきましょう)。

 

カナダのワイン法

 

1988年にカナダ最大の産地・オンタリオ州で、ブドウ醸造業者資格同盟VQA(Vintners Quality Alliance)制度が導入され、特定栽培地域DVA(Designated Viticultural Areas)が規定されました。その後、1990年にはブリティッシュ・コロンビア州でもVQAが導入されています。

 

アメリカではAVAと呼ばれる特定栽培地域を勉強しました。あわせて覚えておきましょう。

 

現在、カナダのワインは大きく分けて3つのカテゴリがあります。

1.Vintners Quality Alliance(VQA)認証ワイン

VQAの基準で認定された高品質ワインです。VQAワインの規定は100%カナダ産のブドウを使用するワインに適用され、VQAの認証が与えられるとVQAシールの表示が許されます。オンタリオ州とブリティッシュコロンビア州だけで、VQA規定に沿ったワインが造られています。

 

2.100% Canadian Wine (Product of Canada)

100%カナダ産のブドウを使用したワインで、VQAの規定にあてはまらないワインや、VQAがまだ採用されていない地域(オンタリオ州やブリティッシュコロンビア州以外)のワインです。

 

3.International Blends

カナダ産原料と海外から輸入した原料をカナダでブレンドして生産し、壜詰めしたワインです。

 

カナダ全体像

 

カナダの産地は大きく2つの州に集中しており、どちらかというとアメリカの近くの産地に影響を受けているため、共通性はあまりありません。

 

オンタリオ州は、「ナイアガラ・ペニンシュラ」をチェックしましょう。州の50%以上のワインを生産するこの地域は広大な産地であるため、2つのリジョナル・アペレーション(ナイアガラ・エスカープメントとナイアガラ・オン・ザ・レイク)、10のサブ・アペレーションが存在します。

 

ブリティッシュコロンビア州は、「オカナガン・ヴァレー」をチェックしましょう。州の85%以上のワインを生産する5つのサブ・リージョンに分割されていますが、正式なGI(地理的表示)として認められているのは「ゴールデン・マイル」という産地のみです。

 

カナダのブドウ品種

オンタリオ州

黒ブドウは「カベルネ・フラン」、白ブドウは「シャルドネ」が栽培面積としては多いです。白ブドウは1位のシャルドネと2位のリースリングとはほとんど変わりません。

 

ブリティッシュ・コロンビア州

黒ブドウは「メルロ」、白ブドウは「ピノ・グリ」が栽培面積としては多いです。オンタリオ州とは全然違いますね。

 

ヴィダル

アイスワインに用いられるブドウ品種として非常に有名です。「ヴィダル・ブラン、ヴィダル256といわれるユニ・ブラン」と「セイベル4986」の交配種です。交配種も試験的に狙われるポイントですのでチェックしておきましょう。アイスワインは-8℃以下になって凍った状態になったブドウを収穫して造られます。

 

カナダワイン・ラベル表示の規定

 

アメリカよりはわかりやすいと思いますが、要注意はDVAに関してですね。オンタリオ州は「ナイアガラ・ペニンシュラ」だけは厳しいと覚えておきましょう。また、ヴィダル種のアイスワインに関してはこの規定とは別の規定がありますので注意です。

 

 

第40回小テスト:カナダ

 

第40回:カナダ

第40回:カナダ

 

最後に

 

カナダに関しては、ソムリエ・ワインエキスパート試験的には覚えるポイントはそこまで多くはありませんが、オンタリオ州とブリティッシュ・コロンビア州の産地に関してはどちらの州か答えられるようにしておきましょう。

 

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