【ソムリエ・ワインエキスパート試験/対策問題】第42回:オーストラリア② 南オーストラリア州、ニュー・サウス・ウェールズ州

※本ブログの問題は一般社団法人日本ソムリエ協会が発行している「日本ソムリエ協会教本(2020)」をもとにしています。

ソムリエ・ワインエキスパート試験対策

 

本記事では、ソムリエ・ワインエキスパート試験にて出題されそうな問題について小テスト形式でご紹介します。何度も問題を繰り返すことで、身についていくと思いますので、コツコツと一つずつクリアしていきましょう。また、選択肢に表示されている単語で、知らない単語などがあればそちらもチェックしておきましょう。

 

今回は南オーストラリア州とニュー・サウス・ウェールズ州の産地についてチェックしていきましょう。前回もお話したように基本的にはオーストラリアでは黒ブドウではシラーズ白ブドウではシャルドネを使ったワインが多いですが、産地ごとにその他のブドウ品種が特徴的な産地も見受けられます。

 

オーストラリア① 南オーストラリア州、ニュー・サウス・ウェールズ州

 

1.南オーストラリア州(生産量第1位)

 

現在、オーストラリアワイン生産量の大半を担う産地である南オーストラリア州。世界で最も古いシラーズの樹が現存する地であるといわれています。

 

重要な産地はアデレードという都市周域の6産地(バロッサ・ヴァレー、イーデン・ヴァレー、クレア・ヴァレー、アデレード・ヒルズ、マクラーレン・ヴェイル、ラングホーン・クリーク)と少し離れたところにある「クナワラ」です。まずはこの7産地の特徴をチェックしましょう。

 

1.南オーストラリア州の主要産地

バロッサ・ヴァレー

シラーズの首都」とも言われるオーストラリアの超重要産地です。シラーズが栽培面積の5割を占め、黒ブドウが85%を占めます。標高は250m~350mと他の産地と比較しても低いです。

 

なお、イーデン・ヴァレーと合わせたGI「バロッサ」というものがあります。

 

イーデン・ヴァレー

シラーズ(黒ブドウ)とリースリング(白ブドウ)の重要産地です。標高400m~550mと比較的高く、「山のワイン」とも言えます。赤白の比率は半々です。オーストラリアのリースリングといえば「イーデン・ヴァレーとクレア・ヴァレー」をまず思い浮かべましょう。

 

クレア・ヴァレー

標高400m~500m、イーデン・ヴァレーと同様、シラーズ(黒ブドウ)とリースリング(白ブドウ)の重要産地です。65:35で黒ブドウの比率が少し高いです。オーストラリアのリースリングといえば「イーデン・ヴァレーとクレア・ヴァレー」をまず思い浮かべましょう。

 

アデレード・ヒルズ

標高400m~600m、「山のブドウ」から造られるワインです。シャルドネ、ピノ・ノワール、シラーズ、ソーヴィニヨンブランなどが栽培されていますので、ブドウ品種は問われないかと思います。白ブドウが6割です。

 

マクラーレン・ヴェイル

標高50m~200mと低い産地。赤ワインが栽培の大半を占めます。近年ではイタリアやスペイン系の品種が増えているそうです。試験で出題されるとすれば「マクラーレン・ヴェイルはオーストラリアのどの州か?」という問題ぐらいでしょうか。

 

ラングホーン・クリーク

黒ブドウが8割で、シラーズとカベルネ・ソーヴィニョンが大半です。樹齢50年以上のカベルネ・ソーヴィニョンが多数見られます。ここも試験で出題されるとすれば「ラングホーン・クリークはオーストラリアのどの州か?」という問題ぐらいでしょうか。

 

クナワラ

要注意産地です。オーストラリアを代表するカベルネ・ソーヴィニョンの銘醸地のひとつです。上述した6産地よりも南に位置する産地で、1890年にスコットランド人のジョン・リドックが最初のブドウを植え、「ペノーラ」という土地を開拓しました。

 

海洋性気候で、テラロッサ(赤い粘土質と石灰岩のコンビネーション)という土壌が特徴です。ちなみに、テラロッサ自体はこの産地特有のものではありません。

 

オーストラリアのカベルネ・ソーヴィニョン産地といえばクナワラです。「クナワラ=カベルネ・ソーヴィニョン=テラロッサ」というキーワードを必ず覚えておきましょう。

 

まずは南オーストラリア州は7産地を覚えておきましょう。余裕があればその他の産地をチェックするぐらいでいいのではないでしょうか。※以前はオーストラリアで3番目に大きい島である「カンガルーアイランド」なども出題されていたような気がします。

 

2.ニュー・サウス・ウェールズ州(生産量第2位)

 

オーストラリアのワイン産業の起源であるニュー・サウス・ウェールズ州。南オーストラリア州ではリースリングやカベルネ・ソーヴィニョンが特徴的な産地が出てきましたが、ニュー・サウス・ウェールズ州では白ブドウ「セミヨン」が登場します。

 

また、90年代後半以降に冷涼なブドウ栽培地を求めて、標高が高い場所へブドウ畑を開発していきました。これはオーストラリア大分水嶺(グレート・ディヴァイング・レンジ)の斜面を利用した「カウラ」「マジー」「オレンジ」という産地です。

 

2.ニュー・サウス・ウェールズ州の主要産地

ハンター

ニュー・サウス・ウェールズ州を代表する産地です。代表品種はシラーズとセミヨンです。特に代表的白ブドウのセミヨンは「ハンター・セミヨン」として親しまれています。セミヨンといえば、ボルドーのソーテルヌ地区の甘口品種として有名ですが、オーストラリアでは辛口ワインとして生産されています。

 

キャンベラ・ディストリクト

ニュー・サウス・ウェールズ州の産地である事を覚えておきましょう。

 

タンバランバ

最も遠隔地にある生産地のひとつで、ピノ・ノワールとシャルドネが75%を占めていて、高品質なスパークリングワインがつくられます。

 

リヴァリーナ

量販用ワイン向けの重要なブドウ栽培地域。ニュー・サウス・ウェールズ州のブドウの55%はこの産地で栽培されているそうです。

 

カウラ、マジー、オレンジ

より冷涼なブドウ栽培地を求めてつくられた産地です。

 

ニュー・サウス・ウェールズ州はまずは「ハンター」、その他の産地は「ニュー・サウス・ウェールズ州にある」という事をざっくり覚えておきましょう。

 

第42回小テスト:オーストラリア② 南オーストラリア州、ニュー・サウス・ウェールズ州

 

第42回:オーストラリア② 南オーストラリア州、ニュー・サウス・ウェールズ州

第42回:オーストラリア② 南オーストラリア州、ニュー・サウス・ウェールズ州

 

最後に

 

オーストラリア生産量1位の南オーストラリア州と2位のニュー・サウス・ウェールズ州をご紹介しました。各産地毎の特徴、特にブドウ品種(リースリング、カベルネ・ソーヴィニョン、セミヨン)などはチェックしておきましょう。

 

 

(参考)ソムリエフォーフリー

 

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