【ソムリエ・ワインエキスパート試験/対策問題】第58回:ブルガリア

※本ブログの問題は一般社団法人日本ソムリエ協会が発行している「日本ソムリエ協会教本(2020)」をもとにしています。

ソムリエ・ワインエキスパート試験対策

 

本記事では、ソムリエ・ワインエキスパート試験にて出題されそうな問題について小テスト形式でご紹介します。何度も問題を繰り返すことで、身についていくと思いますので、コツコツと一つずつクリアしていきましょう。また、選択肢に表示されている単語で、知らない単語などがあればそちらもチェックしておきましょう。

 

今回はブルガリアです。ブルガリアといえばヨーグルトとバラのイメージがありますが、世界最古のワイン醸造・輸出国の一つです。覚えるべきポイントはそこまで多くありませんが、他の東ヨーロッパの国々と混同しないように注意しましょう。

 

ブルガリアのポイント

 

・土着品種の名前と特徴をおさえて、答えられるようにする。

・産地は大きく3つにわけてどの産地の事を言っているのかぐらいをおさえる

 

ブルガリアはヨーロッパの南東部、バルカン半島に位置し、北緯41度から43度に位置しています(ワイン産地も国の南から北まで広がっているので同緯度と考えていいでしょう)。

 

また、代表的な食前酒のラキアは覚えておいてください。ラキアはバルカン半島でポピュラーな蒸留酒で、ブドウ以外にも梨やベリー系など様々な果物から造られます。アルコール度数は40度以上です。

 

ブルガリアワインの歴史

 

ブルガリアワインは紀元前から記録が残っており、ブルガリア人の祖先であるトラキア人がワイン文化を謳歌してきたと言われています。7世紀にブルガリア王国が建国されてからもワイン造りが盛んでしたが、14世紀にオスマン帝国の支配下に入りワイン醸造は下火になります。

 

その後、オスマン帝国から独立するものの、1944年にはソ連の衛星国家となり、国営企業ブルガリア酒類取扱公団(VINPROM)が設立され、ワイン醸造が国営化されます(質より量が優先されてしまうわけですね)。

 

1989年に社会主義体制が崩壊、1991年にはワイン産業が民営化されます。海外からの投資やEUからの融資を受けて近代的なワイナリーが造られています。

 

ブルガリアの特徴的なブドウ品種

 

ワインの生産比率は赤・ロゼが48%、白が52%です。ブルガリアでは2000を超える土着品種がありますが、ソムリエ教本ではブドウ品種の特徴が詳細に書かれています。説明を読んでどの土着品種か答えられるようにしておく事が重要です。

黒ブドウ

パミッド

ソ連時代はブルガリアで最も多く栽培されていましたが、現在ではワイン用ブドウ畑の11%程。大量消費用のシンプルで軽い赤のテーブルワインが造られます。早飲みタイプで熟成向きではありません。

ガムザ(カダルカ)

東ヨーロッパの他の国々ではカダルカと呼ばれています。ワイン用ブドウの2%程ですが、かつては北部の主要品種でした。

マヴルッド

全国の2%程ですが、質の高い黒ブドウです。このブドウから造られる赤ワインは熟成向きでフルボディとなります。

メルニック

最南西地域では地中海性気候の影響を受けて質の高いブドウができます。

 

白ブドウ

ディミャット

ブルガリア全土で栽培。フルーティーでフレッシュなワインとなります。

ミスケット・チェルヴェン(レッド・ミスケット)

「レッドなのに白ブドウ」なので注意したい品種です。ワイン用ブドウの約7%で、高品質な辛口白ワインが造られます。

 

交配品種

ルビン

シラーとネッビオーロの交配によって造られた赤ワイン用品種です。

 

土着品種が細かく紹介されていますが、白ブドウの栽培面積トップは「ルカツィティリ」黒ブドウの栽培面積トップは「メルロ」です。上記の品種とは異なるので注意しましょう。

 

ブルガリアのワイン法

 

ブルガリアでは1970年代後半から原産地名称保護制度の高品質ワインの生産を始め、上質なワインをGDO、GCDOと表示してきました。その後、2007年にEUのワイン法に基づき、他のEU加盟国と同じく以下のカテゴリーを採用しています。

 

1. PDO(Protected Designation of Origin;原産地呼称保護ワイン)

かつてのGDO、GCDOをあわせたもので、52の生産地が登録されています。

2. PGI(Protected Geographical Indication:地理的表示保護ワイン)

トラキア・ヴァレーとドナウ平原の2つのみです。

 

また、Reservaという名称はPDO、PGIで単一品種のみ使用し、最低1年間熟成したものに使用可能です。※Reservaはスペイン、チリ、アルゼンチンなどの国全体でも独自の規定がありましたね。

 

ブルガリアの全体像

 

ブルガリアに関しては正直なところ、詳細なワイン産地はほぼ問われないんじゃないかと個人的には思います。52のPDOと2つのPGIが存在しますが、ソムリエ教本では伝統的に分けられている4つの地域(2つのPDOと2つのPGI)で紹介されています。

 

ここはざっくり見て、問題を解きながら覚えていきましょう。

 

第58回小テスト:ブルガリア

 

第58回:ブルガリア

第58回:ブルガリア

 

最後に

 

ブルガリアでは土着品種が多く紹介されていますので、チェックするようにしましょう。また、今回はブルガリアの地方料理や食材に関しては紹介しておりません。CBT方式になってから料理名を答えさせられる問題が増えてはいますので、余裕があれば目を通すようにしましょう。(あくまで余裕があればです。まずは今回ご紹介した部分をおさえる所から始めましょう)

 

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