【ソムリエ・ワインエキスパート試験/対策問題】第63回:ジョージア

※本ブログの問題は一般社団法人日本ソムリエ協会が発行している「日本ソムリエ協会教本(2020)」をもとにしています。

ソムリエ・ワインエキスパート試験対策

 

本記事では、ソムリエ・ワインエキスパート試験にて出題されそうな問題について小テスト形式でご紹介します。何度も問題を繰り返すことで、身についていくと思いますので、コツコツと一つずつクリアしていきましょう。また、選択肢に表示されている単語で、知らない単語などがあればそちらもチェックしておきましょう。

 

今回はジョージアです。ジョージアでは「クヴェヴリ」という壺でワインを醸造する伝統的なワイン造りが続けられています。また、多くの土着品種が栽培されている地域です。いつものように最後に小テストがありますので問題を解きながら覚えていきましょう。

 

ジョージアのポイント

 

・「クヴェヴリ」と「サペラヴィ」や「ルカツィテリ」などの土着品種はチェックする

・産地はまず「カヘティ」と「イメレティ」をおさえて、余裕があれば細部に目を通す

 

ジョージアでは他の国々では出てこない土着品種が栽培されていますので注意しましょう。また、産地に関しては細かいところまで紹介されていますが、まずは東部のカヘティ、次に西部のイメレティを覚えて余裕があれば目を通すぐらいのでいいかと個人的には思います。

 

気候風土

ジョージアは国土の80%が山岳地帯です。東部は乾燥した大陸性気候です。また、西部は黒海の東岸に位置しており、亜熱帯気候で湿度も高く雨量も多いです。

 

おもてなし文化

ジョージアでは客人をもてなす「スプラ」という宴があります。スプラというのは「テーブルクロス」という意味ですね。「タマダ」という乾杯役がいて「ガウマージョス」の発声でカンツィと呼ばれるヤギの角でできた杯で乾杯を繰り返します。

 

ジョージアワインの歴史

 

ジョージアでは紀元前6000年前には既にワインが造られていた事がわかっています(約8000年の歴史)。ジョージアは337年にキリスト教を国教として認めた世界でも最初の国の一つです。「wine」の語源はジョージア語の「ghvivili」であるとも言われています。

 

ソビエト連邦を構成する共和国だった時代にはゴルバチョフ政権による禁酒法によって大幅に生産量が減ってしまいます。1991年に独立後は現代的なワインが造られるようになりますが、2006年から2013年までロシアがジョージアワインの禁輸措置を取ることで再度苦境に陥ります。(他の国でありましたね・・・どの国だったでしょうか?)

 

クヴェヴリを使ったワイン造りは20013年にユネスコの世界資産に登録された事から、8000年の歴史を持つワイン文化を振興し、ジョージアワインの輸出を進めています。

 

また、ジョージアでは自宅でワインを造る週間が広く残っており、免許がなくても自由に販売が可能です。(これも他の国でありましたね・・・どの国だったでしょうか?)

 

ジョージアの特徴的なブドウ品種

 

ジョージアは土着品種の宝庫で、525種類の土着品種が栽培されています(国際品種は5%のみ)。

 

黒ブドウ

黒ブドウの栽培面積トップは「サペラヴィ」です(全体では2位)。品種名は「色を付ける」という意味です。カヘティ地方が主要産地ですがジョージア全土で広く栽培されています。

白ブドウ

白ブドウの栽培面積トップは「ルカツィテリ」です。白ブドウだけでなく黒ブドウをあわせても1位です。カヘティ地方の主要品種です。

 

クヴェヴリとワイン醸造

クヴェヴリ

 

ジョージアでは、伝統的な素焼きの壺であるクヴェヴリを用いてワイン造りが行われてきました。現在はヨーロッパ式が主流ですが、伝統的にクヴェヴリを用いてワイン造りを行う生産者も多いです。

 

クヴェヴリを使用する場合は野生酵母に頼り添加物は加えません。主要産地のカヘティでは「マラニ」と呼ばれるセラーで、「サツナヘリ」と呼ばれる木製の槽を使ってブドウを踏み潰します。その後、「チャチャ」と呼ばれる果汁、果皮、茎、種と一緒にクヴェヴリに入れて発酵させ、20~40日間発酵を行い石かガラス製の蓋をして熟成します。

 

白ワインは黄金から琥珀の色調を帯びたものになります。これが「オレンジワイン」の原点でもあり、ジョージアでは琥珀のワイン「アンバーワイン」と呼びます。

 

また、果汁と共に果皮、茎、種などを漬け込みクヴェヴリで発酵したワインのスタイルを「デダゼ」と呼び、ジュースのみを使用しクヴェヴリで発酵するワインを「ウデド」と呼びます。

 

ワイン醸造

ジョージアでは主に3つの手法でワイン醸造が行われています。

①ヨーロッパ式:近代的な醸造法

②モダン式:タンクにて果皮・種ごと発酵する手法

③クヴェヴリ式:クヴェヴリで発酵を行う手法

 

ワイン法

ジョージアでは10の栽培地域があり、20のPDOが登録されています。ソ連時代に設立された「ナショナル・ワイン・エージェンシー」がワイン生産などの規則を定め、認証やラベルを監督しています。

 

ジョージアの全体像

 

ジョージアのブドウ栽培面積は、約72%が東部の「カヘティ」、約15%が西部の「イメレティ」とこの2つの地域で大半のブドウが栽培されています。

 

まずはカヘティ、イメレティ、メスヘティについてキーワードをおさえておきましょう。その後、余裕あれば各地域の特徴を掴んでいきましょう。

 

第63回小テスト:ジョージア

 

第63回:ジョージア

第63回:ジョージア

 

最後に

 

日本でも見かける事が多くなったジョージアワイン。「クヴェヴリ」「アンバーワイン」などソムリエ・ワインエキスパート試験でも狙われやすいポイントも多いですので、一つ一つ確実に覚えていきましょう。

 

World Wine Entertainment

※本ブログの問題は一般社団法人日本ソムリ […]…

 

おススメ関連記事

World Wine Entertainment

 

 

最新情報をお届けします