【ソムリエ・ワインエキスパート試験/対策問題】第7回:フランス・シャンパーニュ地方

※本ブログの問題は一般社団法人日本ソムリエ協会が発行している「日本ソムリエ協会教本(2020)」をもとにしています。

ソムリエ・ワインエキスパート試験対策

 

本記事では、ソムリエ・ワインエキスパート試験にて出題されそうな問題について小テスト形式でご紹介します。何度も問題を繰り返すことで、身についていくと思いますので、コツコツと一つずつクリアしていきましょう。また、選択肢に表示されている単語で、知らない単語などがあればそちらもチェックしておきましょう。

 

今回はシャンパーニュ地方です。シャンパーニュはシャンパン(シャンパーニュ)と呼ばれる発泡性のワインが特徴ですね。問題としては、シャンパーニュ醸造方法と用語が問われる事が多いです。その辺りを重点的に勉強しましょう。

 

シャンパーニュ地方の歴史

 

シャンパーニュ地方は「白亜質」の土壌で、熟成させるには最適な環境であると言われています。フランスでは北に位置しており冷涼な気候のため、ブドウ栽培では厳しい条件の土地ではありますが、その条件ならではの独自のワイン文化が生まれました。それがシャンパン(シャンパーニュ)ですね。

 

17世紀末頃に修道士であるドン・ペリニヨンが、様々な畑のブドウをブレンド(アッサンブラージュ)し、天候に関わらず品質の高いワインを生み出しました。冬の寒さで中断したアルコール発酵が春に再開する事で瓶内で発酵し(瓶内二次発酵)泡となります。それがイギリスやフランスで人気となり、それ以降は「敢えて発泡させる」という独自の手法が取られるようになりました。

 

なお、シャンパーニュの丘陵、メゾンとカーヴは2015年にユネスコの世界遺産に登録されています。

 

シャンパーニュ地方

 

シャンパーニュ地方は、主に3つの地区に分かれます。グラン・クリュがどの地方に位置するかは覚えておきましょう。ちなみにグラン・クリュは17、プルミエ・クリュは42のコミューンが指定されています。

 

また、シャンパーニュ以外もA.O.Cが認定されており、コトー・シャンプノワは赤、ロゼ、白が認められています。また、ロゼ・デ・リセイはピノ・ノワールのみで造られるロゼワインです。どちらもスパークリングでなく泡なしのスティルワインです。

 

モンターニュ・ド・ランス地区(ピノノワール主体)

[グラン・クリュは9個]

①アンボネー、②ボーモン・シュール・ヴェル、③ブージー、④ルーボワ、⑤マイイ、⑥ピュイジー、⑦シルリ、⑧ヴェルズネー、⑨ヴェルジ

 

ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区(ムニエ中心)

[グラン・クリュは2個]

①アイ、②トュール・シュール・マルネ

コート・デ・ブラン地区(シャルドネ多い)

[グラン・クリュは6個]

①アヴィーズ、②シュイイ、③クラマン、④ル・メニル・シュール・オジェ、⑤オジェ、⑥オワリー

 

コート・デ・バール地区

かつてはシャンパーニュ地方から除外されたり、第2地区の扱いを受けていましたが、1927年にシャンパーニュ地方の一部として認められました。

 

覚え方としては、まずヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区の2カ所を覚え、次に、コート・デ・ブラン地区(A,C,Oが頭文字のコミューンが多い)を覚えて、残りがモンターニュ・ド・ランス地区というイメージでしょうか。

 

シャンパーニュの諸規定

 

シャンパーニュには厳しい規定があります。アルコール度数は11度以上ですね。また、ブドウを育てる厳しい環境や歴史的背景から、フランスでは珍しく「収穫年の異なるブドウを混ぜる事」が許されています。それだけに、単一の収穫年であるブドウからできるシャンパーニュは「ミレジメ」と言って高級ワインになる事が多いですね。

ヴィンテージ

単一の収穫年のブドウから造られたシャンパーニュ。ティラージュの後は最低3年間(36ヶ月)は販売できない

ノンヴィンテージ

収穫年の異なるブドウから造ってもいい。ティラージュの後は15ヶ月以上(12ヵ月以上は瓶内熟成)熟成が必要

 

甘さと辛さの規定

 

こちらは、以前も記事にしましたのでご参照ください。

World Wine Entertainment

 

ラベル表示の用語

 

ブラン・ド・ブラン

白ブドウのみ(シャルドネ)だけで造ったシャンパーニュ

ブラン・ド・ノワール

黒ブドウのみ(ピノ・ノワール、ムニエ)だけで造ったシャンパーニュ

 

プレステージキュヴェ

各メゾンのフラッグシップをプレステージキュヴェといいます。多くはヴィンテージで、特に秀逸な収穫年のものが選ばれます。

 

ラベル表記

NM(ネゴシアン・マニピュラン)

シャンパーニュを製造する会社や個人が、必要とするブドウを他者から購入する生産者。

CM(コーペラティヴ・ド・マニピュラン)

加盟する栽培農家が持ち込んだブドウを原料として醸造、販売する生産者協同組合。

RM(レコルタン・マニピュラン)

自家ブドウ栽培中心の製造者で自らシャンパーニュの製造も行う栽培農家。

RC(レコルタン・コーペラトゥール)

協同組合にブドウを持ち込み醸造を委託し、相当量のシャンパーニュを買い取り自社銘柄で販売する栽培農家。

SR(ソシエテ・ド・レコルタン)

一族が所有するブドウ畑で収穫された原料を用いてシャンパーニュを醸造、販売する栽培農家。

ND(ネゴシアン・ディストリビュトュール)

完成したシャンパーニュを購入し、自社ブランドのラベルを貼って販売する流通業者。

MA(マルク・ダシュトゥール)

スーパーマーケットやレストランなどのプライベートラベルが貼られたシャンパーニュ。

 

 

第7回小テスト:シャンパーニュ地方

 

第7回:フランス・シャンパーニュ地方

第7回:フランス・シャンパーニュ地方

 

最後に

 

個人的には普段はあまり飲む事が無いシャンパーニュですが、醸造方法を知るとワイン選びも楽しくなってきますね。厳しい規定の中で造られていますので、クオリティが高いスパークリングワインである事は間違いないですね。

 

練習問題を繰り返し解くことによってクリアしていきましょう。

 

World Wine Entertainment

 

おススメ関連記事

World Wine Entertainment

 

 

最新情報をお届けします