※本ブログの情報は一般社団法人日本ソムリエ協会が発行している「日本ソムリエ協会教本」をもとにしています。
はじめに
本ブログでは、普段ワインを飲まない方が楽しく飲めるきっかけになるような情報を発信していきたいと思います。
こんにちは。お酒について周囲の方とお話をしている中でワインをあまり飲まない方ともお話する事があります。そこで皆さん仰るのが、「ワインを飲むと頭が痛くなるから」という事。確かに私もいつも同じ量を飲んでいるだけなのに、ズキズキした痛みを感じることもあります。
理由の一つとして「亜硫酸塩」などの「酸化防止剤」の存在があるのではないかと言われています。これは「あくまでそうではないか」という事で、必ずしも酸化防止剤のせいと断言はできません。しかしながら、酸化防止剤が入っているだけで、酸化防止剤特有の風味が出てしまい、それを苦手に感じる方も多いです。確かにワイン保存という観点では重要ではありますが、ワインを嗜む上では必ずしもプラスに働いているわけではないですね。
その中で私が知ったのは、「亜硫酸塩フィルター」という画期的な商品の存在。今回はこちらのフィルターについてご紹介したいと思います。
Ullo Wine Purifier(ウーロ・ワイン・ピュリファイア)
Ullo Wine Purifierという製品。形は陶器のような可愛らしいフォルムですね。商品紹介は以下の通りです。
亜硫酸塩とは保存料としてワインに入れられている人工化学薬品で、ワインボトルを開けた後は必要ではありません。1つのフィルターで標準ボトル (750ミリリットル) のワインから亜硫酸塩の除去ができます。 食用ポリマーの入ったワインから亜硫酸塩のみを除去します。ワインに含まれているその他の成分は影響を受けず、そのまま残ります。亜硫酸塩のみをとらえるTMを通して、亜硫酸塩が除去され、ワイン本来の風味と香りがより引き出されます。
つまり、ワインから亜硫酸塩のみを除去し、その他の成分についてはフィルターを通ってそのまま楽しめるという事ですね。イメージとしては、コーヒーと同じようなフィルターを通り抜ける際に、亜硫酸塩のみがフィルターに吸収されるという事です。
ワイングラス上に置くだけ
方法は、ワイングラス上にフィルターをつけたUllo本体をのせるだけです。亜硫酸塩特有の風味もシャットアウトされるという事で、非常に魅力的な商品かと思います。またエアレーター on/off スイッチで、エアレーションを行うことが可能です。ワインを適度に空気に触れさせることによって、ワインを開かせることも可能なわけですね。
気になるのはコストの面ですよね。ちなみに、フィルターは1枚につき、750mlボトル一本のフィルタリングが可能です。
Ullo本体とフィルター6パック付きで21000円程。フィルターは10パックで6000円程ですので、製品の内訳は、Ullo本体が17400円とフィルター3600円程でしょうか。一回本体を買うと、あとはワインボトル(750ml)につき600円程増えるという計算ですね。
最後に
亜硫酸塩問題は、常にワインの品質に付きまとっている問題でした。確かに保存の面では、酸化防止剤は必要かもしれません。しかしながら、ワインを開けてからはワインの風味にも影響してしまうと共に、健康面でも気になる存在です。この問題を解決できるUlloは非常に魅力的な製品です。
「ワインを飲んで頭が痛くなったから」という理由で、ワインを飲まなくなる方が多いのは非常に残念でもあります。そんな時にこの製品は非常に魅力的で重宝されるのではないでしょうか。